cielosinfin.com

現在、3度目となるラテンアメリカ(中南米)の旅?というかブラブラと現実逃避しております。

観光業へのダメージ(メキシコ)

      2011/02/16

最近は日本のニュース番組でもメキシコの麻薬がらみの事件が取り扱われているので、「メキシコ=危ない」と思う人も増えてきていると思います。たしかに2010年だけで麻薬がらみの事件の死者が1.5万人以上と発表されているので危なくないとは言えないですね。メキシコ側も外国人がメキシコに対してこのようなイメージを持ち、観光に訪れなくなるのではないか?と危惧しているそうです。

観光客の数は新型インフルエンザが流行った2009年と比べると2010年は7.2%増だったようです。麻薬抗争が激しい地域が限られているなど楽観的な見方をしている人もいるみたいです。僕もそういった見方ですが・・・でもこの前、グアダラハラで6人が亡くなった事件を知った時にはヤバイなぁって思いました。特に日本人のマインドだと北で起ころうが南で起ころうがメキシコはメキシコなのでこのような報道が続くと「メキシコへ行く=死にに行く」なんて思う人も出てくるでしょうね。

el año del turismo(観光の年)

メキシコのフェリペ・カルデロン大統領は2011年を「観光の年」と宣言し、「昨年訪れた外国人観光客は1,000万人以上でそのほぼ全ての人たちが安全に観光していた。99.99%の観光客はメキシコで質の高いバケーションを過ごした。」とこれまでの実績をアピールしました。

El 99,99 %, yo diría, o una tasa elevadísima, pasa unas vacaciones placenteras en el país.

マヤ文明の土偶

ご存知の通りメキシコはマヤ・アステカ文明の遺跡が多く、カンクンやアカプルコなどのリゾートビーチも多くあり観光業は主要産業の一つです。外貨に関しては石油販売、送金に次ぐ3番目となる110億USドル(約9,130億円)を獲得する産業で240万人の雇用を生み出しています。観光業衰退はメキシコ経済へ大きなダメージを与えるため、このようなスローガンをカルデロン大統領は宣言したと思います。

皮肉にも麻薬組織との戦いが激化すればするほど、そのニュースが世界をめぐりメキシコへ観光をしに行くのを躊躇する人が増えていき、主要産業である観光業へダメージを与えることになってしまう可能性が出てきてしまいました。軍を率いて麻薬組織を撲滅することは彼にとっては重要な目的のひとつのはずなので、どういった政治手腕をみせるのでしょうか。二兎を追うものは・・・にならないことを願うばかりです。

BBC Mundoの記事:México lucha por rescatar el turismo

 - ニュース