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現在、3度目となるラテンアメリカ(中南米)の旅?というかブラブラと現実逃避しております。

グアテマラの人口増加の問題

   

日本では人口が年々減っていっているのが問題ですが、グアテマラの人口は増加する一方です。でもその人口増加の経緯というか内容はちょいと問題があるみたいなんですね。グアテマラのPrensa Libre紙でそのことについての記事があったので紹介します。ちょいと真面目な内容かも。

prensa libreの紙面

現在、世界では毎分266人の赤ちゃんが産まれているらしく、2023年には世界人口が80億人に達すると言われているそうですね。

グアテマラは現在(2011年データ)総人口が約1470万人で中米(グアテマラ・ベリーズ・エルサルバドール・ホンジュラス・ニカラグア・コスタリカの6ヵ国でパナマはcentroamericaでは無いそうです)では一番人口の多い国のようです。そして、多産性、要するに一人の女性が産む子供の平均の数も中米・カリブ諸国中でも一番のようで平均3.6人産むようです。しかし、これとは反対に学歴の平均(教育を受ける年数)は一番低いようです。
紙面上ではAdemás tiene el promedio de escolaridad más bajo de la región,5.5 años,...と書かれていて平均で5.5年しか教育を受けていないようです。

グアテマラは若者が多い国で総人口の69.4%が30歳以下でして、裏を返すと53%の世帯では一日の生活費がQ12からQ24(120円~240円)という貧困層になります。世界的な基準でいうとこの、一日の生活費がUS2㌦(≒Q16)以下だとグアテマラは26%の世帯が当てはまるみたいです。

「子供を働かせるため」「金がなくて学費が払えない」学費というとニュアンスがずれるかもしれないので、ノートなどの筆記用具すら買えない。などの理由で子供を学校へ行かせれない家族も多くいて、貧困のレベルと学歴は切っても切れない関係でそこに付随するのが多産性のようです。このままいくと、20年後のグアテマラの総人口は中米の50%を占めるという統計を出しているようです。

学歴と女性が産む子供の数は関係性があって、学歴と言っても日本のように大学とかではなく中学校までの9年間の教育を受けたかどうかの水準です。2008/9年の女性が産んだ子供の平均数のデータですが、学校で教育を受けていない女性:5.1人、初等教育を受けた女性:3.9人、中等教育を受けた女性:2.2人、と以前の年のデータもありますが総じて教育を受けた女性の出産する子供の数は少ないです。

貧困層が子供を多く生むという循環になっているため、貧困の問題とからめて計画的な子づくりを促し始めてるようで女性にそのような教育や意識を持つよう動いているみたいで紙面では”女性”と書いていますがこの問題って男も関係しているし、先生が言っていましたがこの国にはまだ男尊女卑の意識を持っている人も少なくなく、男の子が産まれるまで産み続かせるってこともざらにあるらしいです、自分たちの生活のことを考えず。

都市部では高校、大学まで進む人たちも多くカトリックの国ではありますが避妊の意識は高まっているようで、グアテマラ全体でも15歳から49歳の既婚女性の54%が避妊具・避妊薬を使用しているそうですがグアテマラでは人工中絶は法律で禁止されているらしく、妊婦の生命またはレイプなどでの妊娠はできるかも?みたいなことを先生が言っていましたが、基本もぐりで中絶するしかないようでこの場合はリスクもやっぱあるみたいですね。

こういった問題は貧困の問題とも関係性が高いので難しいし、教育を受けさせると簡単に言っても農村部では親がそれを受け入れない意識・考えを持つ人も多いようで、「今」しか見えてないんですよね、きっと。「今」しか見えていない人に「未来」を訴えたところで簡単に「そうだね!」なんてなることもないだろうし、たぶん「お前らはお前ら、俺らとは違うんだよ」って一蹴しそうですよね。

日本ではグアテマラといえばコーヒーを連想する人も多いと思いますし、実際グアテマラのコーヒー豆の輸出国として日本は上位だと思います。コーヒー農場でコーヒー豆を採るのはこういった貧困層の人たちでどれくらいの賃金で働いているかわかりません、それぞれの農場のオーナー次第らしいですがかなり買いたたかれているでしょうね。賃金は収穫量の歩合っぽく収穫期には学校行っている子供も学校休んでかり出されるそうです。そんなコーヒーをうちらはあーだーこーだ言いながら飲んでます。

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