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現在、3度目となるラテンアメリカ(中南米)の旅?というかブラブラと現実逃避しております。

メキシコ先住民にとって独立してから祝うことは何もない

      2011/08/11

Povos originários da Amazônia (Projeto retratos)
Photo by: Daniel Zanini H.

英国BBCのスペイン語サイトから気になるニュースを紹介しています。今回の記事は、9月16日に独立200年を迎え今まさにその準備中で盛り上がっているメキシコですが、その影にはインディヘナの貧困の問題が独立後200年ずーっと続いているといった内容です。

メキシコでは独立戦争から200年の大規模な記念式典などの準備をしていますが、多くの先住民族たちとって喜ばしいことはそんなにありません。
México se prepara para conmemorar, a gran escala, los 200 años del inicio de la guerra por su independencia. Pero, para muchas comunidades indígenas del país, no hay mucho que celebrar.

記事本文:Indígenas en México: "nada que festejar" desde la Independencia(スペイン語)

先住民や先住民の血が濃い人達の貧困の問題はメキシコに限らず、その他の中南米の国々でも抱えている問題だと思います。自分が旅をしていた時も直接その様な話をしなくても貧富の差を感じたし見ました。その様な人達の中にはその民族の文化や習慣を尊重して、自分の生活スタイルを伝統的なものにしている人も少なくはないと思いますが・・・難しい問題ですね。

メキシコ先住民についてのデータ

  • メキシコには1370万人の先住民がいるとされています
  • 75%の人々が貧困層
  • オアハカやゲレロで暮らす小規模な集落は極貧
  • 80%の人達の1日の平均収入が約US6ドル
  • 先住民族語しか話せない女性が読み書きを覚えれる機会は15回未満
    先住民族語しか話せない女性が読み書きを覚えれる機会は15分の1
  • 幼児の死亡率は60%で他のメキシコ人と比べはるかに高い

※5番目の項目があまりうまく訳せなかったのでこちらが本文になります「Mujeres de lengua indígena tienen 15 veces menos posibilidades de aprender a leer y escribir」vecesをそのまま回数と訳してよいのかどうか。
※2011/08/11追記、15 veces menosはこの場合「15分の1」という意味になるようです。ご指摘していただいた方々にはとても感謝いたします。ありがとうございました。

特に老人などは本来の言語しか話せず、スペイン語が話せない人も多くいるようで病院などの公共サービスを受けるにもままならないといったこともあるようです。そこで国や州もそのような差別を回避するべく、例えばベラクルス州では公式文などをナワトル語で印刷したり、オアハカでは先住民の居住地域に病院を建てるなど取り組んでいるようです。

自分は経済や公共サービスの援助も必要ですがそれが根本から解決できる方法ではないと思っていて、教育がとても大事だと思います。これは向こうを旅して感じたことだし、教育、知識といってもいいのですがそれがないと何をしていいのかわからないのです。もちろん順応している人達は民族衣装で携帯電話を持って話したりしています。

「どんな方法でお金が稼げるの?」「どんな職業があるの?」「どんな生活スタイルがあるの?」
教育から子供たちはこのようなことを考え、自分の進む将来の選択肢を増やしていくと思うし、選択肢が増えると機会も増えてくるのだと考えたり思ったりします。でも、それによってその民族の文化・習慣が消えてしまうかもしれない。だからとても難しい問題だと思うのです。

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