メキシコの長距離バス会社ADOはメキシコ国内の1等バスの代名詞でもあります。
バス料金を安く済ませたい人たちは3等の長距離バスを乗ることが多いので、メキシコ旅行していてもADOのバスに乗らない人もいます。
そんな1等バスと言われているADOのバスはさらに3つクラス分けがされています。
ノーマルなADO、ADO GLそしてADO GL Premiumの3つです。
今回私はメキシコ南部チアパス州のサンクリストバルデラスカサスからメキシコシティ行きのADO GLに乗りました。
ADO GLを選んだ理由やADO GLの乗り心地などを紹介しています。
[st-cmemo fontawesome=”fa-exclamation-circle” iconcolor=”#ef5350″ bgcolor=”#ffebee” color=”#000000″ iconsize=”100″]この記事の内容は2012年のものです、バス料金は2012年当時のものなのでご注意ください。[/st-cmemo]
ADO GLを選んだ理由と乗った感想
私は常にADO GLクラスに乗れるような人間ではないですが、高いクラスほど乗車中の盗難の危険が少ないと考えています。
深夜バスの移動、しかも十数時間ともなると疲労もたまります。そこら辺の要素と金額を比べて今回はADO GLを乗ることを決めました。
さすがハイクラスなので快適に移動はできましたが、ペルーのバスなどと比べると割高感はあります。
2席自由に使いたかったのでADO GLを選びました
実はADO GLに乗った日は、グアテマラのパナハッチェルから移動してきた日なんです。
サンクリストバルデラスカサスに着いたのが18:00頃。
サンクリストバルデラスカサスで一泊して次の日にバス移動というのが普通かもしれないけど、その時はさっさと移動してメキシコシティに着いておきたかった。
実はサンクリストバルデラスカサスーメキシコシティ間は3等バスで350ペソで行けます。
朝からグアテマラから移動してきたのですでに移動の疲れでぐったり、バス移動中にゆったりしたくてクラスのいいバスで移動しようと考えました。それはこのような理由から
クラスがいい⇒料金が高い⇒乗客が少ない⇒隣に人が座らない
そして、サンクリストバルデラスカサスから出ているメキシコシティ行きはADO GLのみで料金は1,174ペソ。
ADO GLの下のクラスはADO傘下のOCCのバスがありましたが、900ペソ以上したのでそれと比べるなら許容範囲内です。
3等と比べたら・・・かなり奮発しました。
チケットを買うときに知ったけどADO GLとADO GL Premiumの違いは座席。
ADO GLは1列2+2だったけど、ADO GL Premiumは1列1+2の座席配置のようです。
そして狙い通り、乗客がすくなくガラガラ状態。後ろの席には誰もいなかったので2席の背もたれを全倒ししていました。
OCCや3等のバスに比べると座席数も少なく1席あたりの長さはゆったりしていてよかったです。
南米の長距離バスに比べるとメキシコのバスは割高い感じがする
そもそも国によって物価も違うから比べてはいけないのかもしれないけど、長距離バスは南米の方が発展しています。
特にハイクラスのサービスの充実度には大きな開きがあります。
まずバスの大きさがメキシコのバスよりも一回り横幅が大きい気がする。(計ったことないけど)
今回乗ったADO GLは乗車の際に水かジュースが渡されました。
車内にウォーターサーバーが付いていて、コーヒーや紅茶が飲めるけど、乗客は少なかったのにあっという間にサーバーの水が切れた。
トイレが2つあったのにはびっくりしたけど、ブランケットとかがなかったのは残念だった。
実は乗客が少なかったせいか冷房が効きすぎて寒かった。
そして、ペルーのバス移動に慣れてしまっていたので「このクラスでも弁当でないの?」と思ってしまった。
さいごに
ADO GLに今回乗ってみて、メキシコの長距離バスは1等バスと3等バスの違いが料金の差額ほど感じられないです。
安全面(乗客が盗みを働く)や検問で止められないといったことでの差はあっても、到着時間が5時間とか変わるわけではないから。
長期旅行者にはハイクラスは向かないかもしれません。
ただ、3等バスは到着する都市によってバスターミナルに着かなかったり、治安のよくない場所で降ろされたりします。
1,2等のバスを選ぶ理由としてはそういったことか、根本的に出発時間があわない(昼移動したいけど深夜便しかないなど)といったところでしょうかね。
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