ペルーのアレキパからタクナ経由でチリのアリカへ移動しました。
ペルーの滞在日数期限が近づいてきていて、年越しはアレキパでしようと考えたためビザクリを兼ねて行ってきました。
その時のアレキパからタクナ経由アリカへのバス移動の情報と、アリカ⇔タクナ間で走っている鉄道に乗った情報を紹介していきます。
地球の歩き方の最新版にどう書かれているかはわかりませんが、過去のものにはタクナ⇔アリカの鉄道が通っているけど運行されていない書かれていました。
2016年12月現在アリカ⇔タクナ間の鉄道は運行されていました。
アレキパからタクナ経由チリのアリカへバス移動
アレキパからチリへ直接行く国際バスはないのでチリとの国境の街タクナを目指します。
旅ブログとかでは便所なしでタクナまで6時間で行くバスの話を目にしましたが、便所付きのバスに乗ることにしました。
乗ったバスの会社は Moquegua 社。
アレキパのバスターミナル内でチケットが買え、バスターミナルから出発するバスです。
9:00前にバスターミナルに着き、9:15発予定のチケットを当日に買いました。
料金は2階建てバスで1階が30ソル(1,020円くらい)、2階が20ソル(680円くらい)でした。
2階席の一番前の席が空いていたのでそこに座ることに、ただ濃いスモークを貼っていたのと道中結構寝ていたのでそんなに景色を見なかったです。
バスの乗車口へ行くにはターミナル使用料2ソル(68円くらい)を払う必要があります。
ターミナル使用料は専用の窓口で支払いをして利用券をもらいます。
バスは15分遅れの9:30にアレキパのバスターミナルを出発しました。
朝の通勤ラッシュかアレキパの街の道路はちょう渋滞…街を出るのに1時間費やしました。
このバスはちょこちょこ停まります。
13:50ころ(出発して4時間20分くらい)に検問所に寄りました。
全員降車して持ち込み荷物のレントゲン検査とバスの方も調べていた感じ。
14:00すぎにバス会社と同名の街Moqueguaターミナル着。
新しい乗客が満車になるくらい乗ってきました。
16:35ころタクナのバスターミナル着。
タクナのバスターミナル内に観光案内所があったので、チリのアリカへの行き方を聞くとこのバスターミナルのとなりに国際線のバスターミナルがあってそこからアリカへ行けるとのこと。
またタクナ⇔アリカ間の鉄道が運行しているという情報もいただいた。
ただその時はもう17:00前、ペルーとチリは2時間の時差がありチリ時間だと19:00前。
駅まで歩く時間などを考えたら帰り(アリカ⇒タクナ)の時に乗ったほうがいいと考え、アリかへはバスで行くことにしました。
タクナからペルー出国、チリ入国そしてアリカへ
国際線のバスターミナルへ行くといくつか「アリカ」と書かれた看板のあるバスチケット売り場があったので聞いてみると
「今すぐ出るから早くチケット買ってあっちの奥に行きな!」と、
いやいやチケット買いに来たのに「チケット買え」ってどこでさ?と思ったり、ウロウロしながら他の人に聞いたりしても指さす方は出口じゃん。
と考えてたらひらめく「ターミナル使用のチケット?」たしかにそこにはターミナル使用料を払う窓口があった。
ターミナル使用料2ソル(68円くらい)を支払い、利用券をもらって言われていた奥の方のゲートへ行くとチケットを切って乗車口まで通してくれた。
乗車口へ行くとバスが停まってる。アリカ行きのようだった。
聞いてみたらアリカ行きだったので乗ることに。
料金は12ソル(408円くらい)か2000チリペソ(354円くらい)、どちらでも支払えるがチリペソの方が日本円換算だとお得そう。
ちなみにタクナの国際線のバスターミナルには両替所がありました。
イミグレでは見かけなかったのでチリペソを持っていない場合は両替した方がいいかも、この時間だとアリカついてうまいく両替またはATM引き出しができるか予測できないので。
アリカ行きのバスに乗る時に一度パスポートを乗務員に預けました。
そして、チリ入国に必要な書類をもらってチリのイミグレまでに書いておく。
バスはペルー時間17:00(チリ時間19:00)にタクナのバスターミナルを出発。
バスが出発する直前にあずけていたパスポートが返された。
[st-kaiwa1]バスによって預けたパスポートが戻ってくるタイミングが違うみたいなのでうっかり受取忘れには気をつけてください[/st-kaiwa1]
タクナを出発して30分くらいでペルーのイミグレに到着、出国手続きをする。
そして、チリのイミグレへ行き入国手続き。
チリ側のイミグレはすごく混雑していた。
8年前にウユニツアーのチリのアタカマ抜けの時のイミグレでは荷物検査が厳重だったけど、ここではレントゲンだけの簡単なものだった。
[st-cmemo fontawesome=”fa-exclamation-circle” iconcolor=”#ef5350″ bgcolor=”#ffebee” color=”#000000″ iconsize=”100″]バスに預けてある荷物も全部レントゲン検査をするので各自預け荷物も持っていきます[/st-cmemo]
アリカのバスターミナルに着いたのがペルー時間19:00(チリ時間21:00)すぎ。
たまたまバスターミナル付近の宿を予約していたのとタクナのバスターミナルでチリペソに両替していたので、この日はすんなり宿にチェックインして近くにある飯屋で晩ごはんんを食べて寝ました。
タクナ⇔アリカ間の鉄道のはなし
タクナのバスターミナルにある観光案内所で鉄道が運行されていると聞いていたけど、切符の買い方などを知りたかったのでアリカの観光案内所に行きました。
タクナ⇔アリカ間の鉄道に関して質問すると
「まず鉄道を乗りたかったら前日までには予約しないと乗れないよ」
「だって定員48名だから」
「しかも1日2往復しかしてないよ」
鉄道の案内パンフレットのいただいた。
アリカ観光のパンフレットをしこたまいただいた。
とても親切なおねーさんだった。
アレキパに帰る日を決めていたのでチケットを買いに駅へ向かった。
料金はパンフレットでは3,600チリペソ(647円くらい)と書かれていたが実際は3,200チリペソ(567円くらい)だった。
運行時刻はタクナ発6:00と16:30(おそらくペルー時間)でアリカ発10:00と20:30(チリ時間)。
パンフレットではペルー料金18ソル(612円くらい)と書かれているけど。。。ご参考までに。
私はアリカ10:00発の鉄道のチケットを購入。当日は出発の30分前に来てねと言われた。
当日行ってみるとすでにほとんどの乗客が並んで待っている、俺も5分前9:25に着いたのにもかかわらず
「ここラテンアメリカだよな?」とちょっと思った。
しばらくすると乗客のチェック、名簿をちらっとのぞくと俺以外全員チリ人!
えっペルー人は?と思ったけど後になってその理由の一部らしきものを見ることになる。
アリカ駅にイミグレがあり鉄道に乗る前に全員チリの出国手続きをする、それにより10:15に出発した。
道中はほぼ砂漠なのか荒野なのか。。。
かなり年季のはいった車両でたまに並行してタクナへ続く道路を見かけたが車の方が断然早い。
出発してから1時間くらいするとタクナの街、市街を通るようになる。
この鉄道1日2往復しかも車両1両、貨物も繋がっていなく観光色が強い。
タクナ市街の一部だけは線路をメインに道路が作られているが、それ以外の道路では鉄道が通ると車が通るための道路幅がない。
鉄道は邪魔な存在
しかも、鉄道の方が優先のようで市街に入ると注意喚起のため汽笛をかなり鳴らす。
とても大きな音の汽笛だった
道を歩いている人たちをみるとその汽笛の音の大きさにうんざりしているようだった。
鉄道に向かって中指立ててる女の子すらいた。
この光景から、この鉄道の運行はチリ側のエゴな部分が強いのかなぁなんて思った。
ペルーとチリは仲が悪い、現在のチリ北部は昔ペルーやボリビアの領土だった。
乗客はチリ人のみ
タクナの市民からしてみれば迷惑な存在なのかもしれない。
約1時間20分の運行時間でタクナ駅に到着。
タクナ駅内にもイミグレがありペルー入国手続きができました。
入国手続きを終えタクナ駅を出たのがペルー時間10:00(チリ時間12:00)だった。
私はアリカのバスターミナル近くの宿だったのでバスでタクナへ戻った方が早かったかもしれないけど、南米で初めて鉄道に乗った。
けど、車窓の風景はう~んイマイチ。
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