海外用プリペイドカードは海外のATMでキャッシングやショッピングでカード払いが可能な便利なカードです。
専用口座に入金された金額内の使用に限られますが、無審査でカードが取得できるので18歳未満の留学などに便利なカードです。
海外留学のほかに長期の海外旅行には、メインに使用するクレジットカードの紛失盗難に備えての予備カードとしても便利です。
海外用プリペイドカードの利用者増加に伴って種類も増えてきて、カードによって手数料がかかったりかからなかったりなどサービスに違いがあります。
ここでは海外用プリペイドカードを扱っている4社の特徴を紹介しています。
海外用プリペイドカードを使う状況は海外旅行や留学など目的によって人それぞれ違うので、各プリペイドカードの特徴を比較してあなたにあう海外用プリペイドカードを探してください。
海外用プリペイドカード4社(マネパカード, キャッシュパスポート, JTB MoneyT Global, GAICA Flex)の比較
海外用プリペイドカードのサービスは現在多数ありますがその中から4社の海外用プリペイドカードを紹介します。
マネパカード |
キャッシュパスポート | GAICA Flex | ||
入会・年会費 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
年齢制限 | 15歳以上 | なし | 13歳以上 | 13歳以上 |
入金手数料 | 無料 | 入金額の1% | 無料 | 無料 |
現地ATM 引出手数料 |
通貨による (2ドル相当) |
通貨による (2ドル相当) |
200円 | 無料 |
為替手数料 | 無料 (または3%) |
無料 (または4%) |
5% | 4% |
対応カード | MasterCard | MasterCard | VISA | VISA |
Manepa Card マネパカード
マネパカードは、主にFXを取り扱う「マネーパートナーズ」が発行しているカードで、6つの外貨(米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、香港ドル、日本円)を1枚のカードにチャージできます。
マネパカードの申し込み方法はこちらで詳しく紹介しています。
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マネパカードの特徴
- チャージした外貨(米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、香港ドル)をその通貨圏で利用する場合は為替手数料が無料
- 各種手数料が日本最安レベル
- 50万円まで保証されるカードショッピング保険がついてる
- 日本でも利用できるので残高の清算が不要
米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、香港ドルが使える国への渡航する人たちには、マネパカードはかなりのコストパフォーマンスのよいプリペイドカードになります。
中南米の旅だと、エルサルバドルやパナマ、エクアドルなどでは米ドルが使えますが、ほかの主要な国はチャージできる通貨以外の通貨になるので3%の為替手数料がかかります。(事前に米ドルをチャージしておく必要があります)
MasterCardの加盟店またはMasterCard対応のATMで利用できます。
日本国内でも利用可能
ほかの海外プリペイドカードの場合、残高が余ってしまっても仕方がないと「使い切ろう!」と無駄遣いしたり、チャージの時にどのくらい入金しようが悩んでしまいがちですが、マネパカードの場合は日本国内でもマスターカードとして利用できるのでそういった心配がなくなります。
なお、日本国内で利用する際はチャージした外貨を円に再両替(外貨から円への両替手数料は無料)するなどの手続きをする必要があります。
キャッシュパスポート
キャッシュパスポートはMasterCardグループの会社が提供する海外専用トラベルプリペイドカードです。
キャッシュパスポートの特徴
- 日本円、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、シンガポールドル、香港ドルの9つの通貨が1枚のカードで持ち歩くことができる
- Tポイントがたまる
- 海外のMasterCardや銀聯の加盟店で利用もできる
- スペアカードを無料発行
- 審査も年齢制限も不要
キャッシュパスポートは9つの通貨(日本円、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、シンガポールドル、香港ドル)を1枚のカードにチャージができ、チャージした外貨の通貨国での利用には為替手数料がかからないです。マネパカードと比べるとNZドル、カナダドル、シンガポールドルが増えています。
ニュージーランド、カナダ、シンガポールへ渡航の方はキャッシュパスポートがおすすめです!
スペアカードが初回申込時に1枚無料で発行される
初回申し込み時にオリジナルカードとは別にスペアカードが無料で発行されます。(暗証番号はオリジナルカードと違う番号が設定されます)
旅行中にカードを盗難・紛失しても引き続き渡航先でカード利用ができます。(不正利用防止のため旅行中スペアカードが利用できても紛失連絡はした方がいいです)
中南米は危険なイメージがあるので「備えあれば」なんて思う人も多いと思いますが、実はヨーロッパの方がスリの手口が巧妙なので盗難確率はヨーロッパの方が多いような気がしますので、どこへ行くにしろスペアカードが無料で発行されるのはとてもお得な気がします。
Tポイントが200円毎に1ポイント貯まる
Tポイント利用者にはお得なサービス、ポイント変換率は200円に1ポイントなので0.5%になります。
JTB MoneyT Global(マネーティーグローバル)
JTB MoneyT Global(マネーティーグローバル)JTB MoneyT Global(マネーティーグローバル)は、大手旅行会社JTB発行のプリペイドカードです。
JTB MoneyT Global(マネーティーグローバル)の特徴
- 海外のVisa加盟店利用できる
- 24時間日本語で対応のコールセンターがサポート
- 世界40都市にあるJTB海外トラベルデスクで日本語でサポート
- 危険回避情報メール配信サービス
JTBが発行しているプリペイドカードなので、手厚いサポートが最大の特徴です。コールセンター以外にも指定された現地のJTBトラベルデスクでも対応してくれるのはありがたいです。
危険回避情報メール配信サービス
海外で使えるプリペイドカードとしては日本初のサービス。
会員向けに海外での自然災害、伝染病情報、治安情報などの危険回避情報を無料でメール配信するサービスです。(危険情報メール配信サービスは、事前に渡航先の国や地域を予め登録することで海外現地の危険回避情報がメール配信されます。)
GAICA Flex
GAICA Flexは、新生銀行グループ(アプラス)が発行している海外プリペイドカードです。
GAICA Flexは新生銀行の本人名義の口座を持っている人向けの海外用プリペイドカードです。新生銀行に口座の持っていない人はFlexがつかないGAICAのプリペイドカードがありますが、受けれるサービスはイマイチです。
GAICA Flexの特徴
- Visa payWaveに対応
- オートチャージ、毎月定額チャージが手数料無料でできる
- 払い戻し手数料が無料
Visa payWaveに対応
Visa payWave とは電子マネーの一種でICカードをカードリーダーにかざすだけで決済できます。Suicaや楽天Edy、WAONみたいなものと同じ仕組みです。Visa payWave対応ならば海外はもちろん国内のお店でも利用が可能です。
ロンドンの公共交通機関用オイスターカードの代わりやシンガポールのタクシーなどVisa payWave対応の交通機関で利用できます。
オートチャージ、毎月定額チャージが手数料無料でできる
オートチャージは、カードご利用後のカード残高があらかじめ指定した金額を下回った場合に、事前に指定した金額を新生銀行の口座から自動的にチャージする機能です。
毎月定額チャージは、毎月の指定した日に、指定した金額を自動的にチャージする機能です。
これらの機能は、海外に留学させている子供を持つ親御様にはとても便利な機能ではないでしょうか?
払い戻し手数料が無料
使いきれなかったカード残高は、払い戻しすることができます。GAICA Flexの場合は払い戻し手数料も無料(GAICAプリペイドカードの場合は500円+税)
さいごに
ここで紹介した海外用プリペイドカードの4社の中ではマネパカードのサービスが長期旅行者にはいい感じですね。
米ドル圏やユーロ圏以外でも為替手数料が3%なのは安い方です。おそらくクレジットカードの手数料より安いかもしれません。
手数料ってかなり大きいんですよね、長期旅行者には。
またマネパカードは日本でも利用が可能なので、多めに入金しててもそんなに心配ないですね。
海外旅行中に充実した日本語のサポートが必要な方は JTB MoneyT Global がいいと思います。言葉の不安があると楽しいはずの海外旅行も楽しめないですからね。
新生銀行の口座をすでに持っている方ならGAICA Flexのプリペイドカードもいいと思います。オートチャージがあるので海外に留学するお子さんをお持ちの親御さんには入金忘れを避けれるので安心な機能だと思います。
やっぱり用途によって海外用プリペイドカードもどこがいいのか分かれちゃいますね。
私の場合はすでに新生銀行の口座があるのでGAICA Flexを持っていますが、もし新生銀行の口座が無かったらマネパカード一択な気がします。