小樽検疫所で黄熱病の予防接種と国際証明書(イエローカード)の再発行

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小樽検疫所で黄熱病の予防接種とイエローカードの再発行

私は2008年に小樽検疫所で黄熱病の予防接種をしました。

当時は黄熱病の予防接種証明書(イエローカード)の有効期間は黄熱病の予防接種後10日目から10年間とされていましたが、2016年7月11日以降は、「接種10日後から生涯有効」へと変更されました。

しかし、私イエローカードを紛失しまして、イエローカードの再発行をしなければなりませんでした。

イエローカードの再発行の仕方と黄熱病の予防接種について紹介していきます。

黄熱病とは?

蚊に刺されることで感染する急性ウィルス性出血熱のひとつ。

症状は発熱、寒気、頭痛、筋肉痛、吐き気など

アフリカの熱帯地域やアマゾン川流域の熱帯雨林の地域で流行っていて、WHOの推計では年間20万人の人が発症しそのうちの2万から3万人程度が亡くなっている病気です。

致死率が10%以上

厚生労働省検疫所のページでは南北アメリカ大陸で感染の危険がある国が紹介されています。

アルゼンチン、エクアドル、ガイアナ、コロンビア、スリナム、パナマ、フランス領ギアナ、ブラジル、ペルー、ベネズエラ、ボリビア、トリニダード・トバゴ(トリニダード島のみ)、パラグアイ

出所:FORTH|黄熱について

感染の危険があるだけではなく、上記の国に入国していた場合イエローカードを提示しないと入国を認めてくれない国があります。

もちろん南米の中でもあるのですが、そこはラテンの国。陸路の場合が多いと思いますが入国管理官が適当でイエローカードの提示を求めないこともあります。

ただ、イエローカードの提示を求めないのがイレギュラーなのできちんと準備しておきましょう。

黄熱病の予防接種

黄熱病の予防接種は一般の病院ではできなく、全国の検疫所で予防接種をします。

全国の検疫所の住所などはこちら:黄熱の予防接種を行っている検疫所(厚生労働省検疫所のWebサイト)

[st-cmemo fontawesome=”fa-exclamation-circle” iconcolor=”#ef5350″ bgcolor=”#ffebee” color=”#000000″ iconsize=”100″]黄熱病の予防接種はすべて予約制です。
事前に接種を希望する検疫所に連絡する必要があります。また、各検疫所で黄熱病の予防接種ができる日時が違いますので事前に上記リンクから最寄りの検疫所を調べください。[/st-cmemo]

北海道は小樽検疫所と千歳空港検疫所支所の2か所で黄熱病の予防接種ができます。

黄熱病予防接種場所 予約電話番号 接種日時
小樽検疫所 0134-23-4162 第2火曜日
13:30
千歳空港検疫所支所 0123-45-7007 第4火曜日
13:30

小樽の検疫所は第2ふ頭前にあります。小樽運河よりもっと港に入っていくかんじです。

黄熱病の予防接種の方法

黄熱病の予防接種は完全予約制なので、事前に黄熱病の予防接種をしたい検疫所へ予約をします。

検疫所によって予約の受付日や締め切り日が違うので注意してください。

小樽検疫所や千歳空港検疫所支所は接種の1か月前から接種日の前の週の金曜日までになります。(接種日が祝日などによって変更する場合もあり)

[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#f44336″ color=”#fff” margin=”0 0 20px 0″]黄熱病の予防接種にかかる費用[/st-minihukidashi]

黄熱病ワクチン 10,300円
証明書 880円

[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#4FC3F7″ color=”#fff” margin=”0 0 20px 0″]黄熱病の予防接種当日に用意するもの[/st-minihukidashi]

  1. 収入印紙(11,180円分)※小樽の検疫所には売店があるのでそこで収入印紙が買えます
  2. アレルギー検査を受けられた方はその結果

予防接種当日の朝、体温を測定してください。37.0℃以上の場合や体調がすぐれない場合は接種する検疫所にご連絡ください。 場合によっては予防接種を受けられないことがあります。

出所:予防接種について(小樽検疫所のWebサイト)

私が黄熱病の予防接種をした2008年は検疫所で体温測定をしました。

私は平熱が高く37℃ちかくあるんです。予防接種の日の検疫所での体温測定も37.1℃あって「平熱が36.8℃くらいなんです」といったら了解してもらえました。

風邪などをひいて熱があるのに「平熱が高いから」と言ってごまかすのは危険なんで辞めてください。

予防接種すると比喩表現になりますが、血管の中を異物が流れているのがわかるんです、あきらかに毒が流れているって感覚になります。

予防接種後30分間は検疫所で待機していないといけません。私が予防接種した時も体調が悪くなった方がいました。

黄熱国際証明書(イエローカード)の再発行について

小樽検疫所でイエローカードの再発行

イエローカードの再発行は予防接種をうけた検疫所でしか再発行はできないようです。検疫所で接種記録を確認するようなので事前に電話で連絡する必要があります。

自分は小樽検疫所で予防接種をしたので、小樽検疫所で手続きをした流れを書いていきます。

電話で問い合わせ

氏名と接種した時期を聞かれました。接種した年月日をきちんと答えれるといいのですが、自分はきちんと覚えていなく年とおよその月を伝えました。(結果、伝えた月を間違っていたのですがきちんと調べていただきました。)

手続き・受け取り方法の選択

検疫所に出向いて手続き・受け取るか?郵送で手続きするか?を聞かれました。

自分は検疫所へ行くことにしました。すると、「医師の都合を確認してから来ていただく日をご連絡します。」とのことすぐ連絡がきて、問い合わせた次の日に検疫所へ行くことになりました。

黄熱の予防接種証明書を受け取るときに持参したもの

運転免許証など身分を証明できるもののコピー1部
880円分の収入印紙

小樽の検疫所は施設内の売店で収入印紙が買えるので、免許のコピーだけを持って行きました。

手続きから受け取り

申請書に必要事項を記入し、免許のコピーと収入印紙を渡して間もなくイエローカードを受け取りました。事前に連絡していたのでイエローカードへの印字などは終わっていた感じでした。

電話で問い合わせた時の「医師の都合」に関しては、別に問診や面談などがあるわけではなかったです。受け取ったイエローカードを見た時に、「はっ!」としたのですが、イエローカードには医師の署名が入っているので、そのサインができる都合だったようです、確かにサインが入ってないと受け取れないですからね。


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