2010年の話ですが層雲峡へ行った後、旭川の方へ戻ってブラブラするつもりだったけど、友達が同じ道を通りたくないって言ったのでそのまま南下して帯広に向かった。
私は北海道の人間だけどその時に初めて帯広に行った。
晩ごはんを食べるところを探していると帯広競馬場を発見!ばんえい競馬は知っていたけど見たことがなかったので、せっかく帯広に来たのだからばんえい競馬を見ようと帯広競馬場へ向かった。
運よくその日はナイトレースが開催されていたので晩ごはんを後回しにしてばんえい競馬観戦となった。
[st-cmemo fontawesome=”fa-exclamation-circle” iconcolor=”#ef5350″ bgcolor=”#ffebee” color=”#000000″ iconsize=”100″]この記事に書いている内容は2010年6月のものです。現在は施設など変わっている部分があるかもしれませんのでご了承ください。[/st-cmemo]
ばんえい競馬とは?どんな競馬?
ばんえい競馬はJRAなどの平地競馬で走るサラブレッド系種などの馬ではなく、昔から農耕馬などとして使われていた体重約800~1,200kgのばんえい馬(ばん馬)が鉄製のそりを引いてレースをする競馬です。
現在は帯広市が主催する「ばんえい競馬(ばんえい十勝)」のみでその形態のレースが行われていて、日本唯一というか世界唯一の競馬です。
ばんえい競馬は鉄のソリ(普通の競馬でいう斤量は600kg以上)を馬にひかせて、2つの障害(坂)がある全長200m の直線コースで行われます。
各コース(枠)にきちんとレーンがあって人間の100M走みたいにばんえい馬は各々のレーンを走ります。
2つある障害は1つ目と2つ目では大きさが変わっていて後半の障害の方がより大きくなっていました。
レースに出走したほとんどのばんえいば馬の馬体重は1000kg前後でサラブレッドの2倍くらいでデカイかった。あと、意外だったのはこんなに大きいのにはそれなりのスピードで走っていた。
こんなガタイのいいばんえい馬が動けなくなってしまうこともあるんですよ。
馬産地だけど地方競馬の状況は悪い
ばんえい競馬の経営状態が悪い時期があり、現在は帯広でしか開催されていないですが、場外馬券販売所は北海道各地にあります。
過去には帯広、旭川、北見、岩見沢の4都市で開催されていました。
最近は経営改善も着実に進んで、5年連続で業績を回復しているようです。
ばんえい競馬の存在を知ってはいたけど、ばんえい競馬の馬券を買ったことも見たこともなかった私は、
「ちんたらちんたらと、そりを引っ張ってどこが面白いのか?」と、ばんえい競馬をなめていましたが、実際に見てみるととても迫力があって面白かったです!
帯広競馬場でばんえい競馬初観戦
帯広競馬場の入場口
ばんえい競馬が開催される帯広競馬場の入場料は100円でした。けど、次回来場時に有効な招待券(期限付き)がもらえたので、偶数回行けるようなら1回あたり50円の計算になります。(2010年6月当時)
帯広競馬場内の様子
ばんえい競馬で購入できる馬券は単・複・枠連・馬連・馬単の5種類。今回見たレースの出走馬は全て10頭だったので7枠8枠が2頭になってました。
馬券は100円から買うことができて、書き方は中央競馬や地方競馬と同じようにマークシートでした。
帯広競馬場内のスタンドの風景
帯広競馬場には家族づれやカップルで来てる人たちも多くいて、帯広の夜の憩いの場みたいな雰囲気でとてもなごんでいました。
博打の殺伐としたオーラを出している人は見かけませんでした。
ばんえい競馬のパドック
中央競馬のグリーンチャンネルのような、ばんえい競馬専門の番組もあるみたいでパドック解説は場内でも音声が流れているので、初めてばんえい競馬に挑戦する人にも参考になるかもしれません。
いよいよ、ばんえい競馬のレースがスタート
ゲートが開きばんえい馬が勢いよくスタート
ばんえい馬のスタートダッシュのスピードには驚きました!
第一障害
第二障害へ
ここら辺からばんえい馬を休ませたりと騎手の判断・作戦が出てきて、レースのあやが出始めてきます。
第二障害
ここを越えるとゴールまでは平地!普通の競馬だと第4コーナーを周って!といった状況です。
先頭で第二障害を越えた馬が断然有利にみえるのですが、後方からの追い込みをかける馬もいて、まだ気が抜けません。
第二障害を越えて残りの直線
馬の疲れもピークに来ていてゴールまで一気に駆け抜けるのも難しいみたいです。どのタイミングで馬を休ませるか?などの駆引きがここでも続いています。
弱い馬だと限界を越えて、かなりの時間休まないと鉄のソリを引けなくなってしまいます。私が見たレースでは第二障害を越えれなかった馬もいました。
ゴールは目の前!
普通の平地競馬だと馬のハナがゴールラインをわればゴールなのはご存知の方が多いと思います。
しかし、ばんえい競馬は馬ではなく鉄のソリの後部がゴールラインをわらなければなりません。
たとえ馬が先にゴールラインを過ぎたとしても、鉄のソリがゴールラインを通過しないといけないので、逆転の可能性はまだまだ続くのです。
もたもたしてたら本当に差されるのでおっちゃん、おばちゃん、にーちゃん、ねーちゃんやおこちゃまがみんな叫んでいます。
ばんえい競馬を見に行こう!
平成30年度(2019年3月まで)の日程は決まっていて、ほぼ毎週の土・日・月曜日に開催されています。11月中旬まではナイター開催(最終レースが20:45発送予定)です。
私が若いころ毎週競馬場やウィンズに通っていたJRAの競馬をしていた時期もあってサラブレットはよく見ていたのですが、ばんえい馬は初めて生で見てその大きさに圧倒されました。
両方とも「馬」ですが全然違います!生で見ないとわからない迫力です!
帯広に行くことがあったら、是非、帯広競馬場でばんえい競馬を見てください!
帯広競馬場へのアクセス
750台収容の駐車場があります。駐車料金は無料。
JR帯広駅からはバスまたはタクシーになります。
タクシーは帯広駅南口から約7分
バスは帯広駅バスターミナル12番乗り場から出発のバスに乗って「競馬場」停留所で下車
[st_af name=”anuncio-fondo”]