グアナファトの中心部からちょっと離れたところにミイラ博物館(Museo de las Momias)があります。
「メキシコってマヤやアステカ文明が有名だからその頃のミイラ?」
って思う人も多いと思いますが、グアナファトのミイラ博物館にあるミイラはマヤやアステカ文明時代のものではありません。
ミイラ博物館にあるミイラはもっと近代のもので、1800年半ばから1900年半ばに墓地に埋葬されていた死体を掘り起こしたものなんです。
「お墓からミイラ化した死体を掘り起こして展示するってどういうこと?」
ミイラ博物館ができた経緯に影響があったのがグアナファトの埋葬システムと気候でした。
なぜ、墓地から掘り起こされたミイラ化した死体が博物館に展示されているのか?そしてミイラ博物館への行き方を紹介していきます。
メキシコ、グアナファトのミイラ博物館への行き方と料金
ミイラ博物館へは公共のバスで行くことができます。
グアナファト市街にあるイダルゴ市場付近にあるバス停から「Momias」と表示のあるバスに乗っていきました。
イダルゴ市場前の通りは一方通行なので「Momias」と表示されているバスに乗ればミイラ博物館へ向かいます。
下車はミイラ博物館の前を通るのでわかると思います。また、ミイラ博物館に近づくと「Museo de las Momias」と書かれている看板もみました。
Momias(モミアス)はスペイン語で「ミイラ(複数形)」という意味なので、バスの運転手に Momias と言えばわかってくれると思います。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold”]Me avisa cuando lleguemos al museo de las momias, por favor.
メ アビサ クアンド ジェゲモス アル ムセオ デ ラス モミアス、ポル ファボール
「ミイラ博物館に着いたら知らせてください、お願いします。」という意味です。[/st-mybox]
[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#F48FB1″ color=”#fff” margin=”0 0 20px 0″]ミイラ博物館の入館料金など(2018年9月現在)[/st-minihukidashi]
一般:60ペソ
カメラ使用:23ペソ
学生料金も設定されていますが、メキシコは国際学生証を認めないところもあった(メキシコの学生証しか認めない)ので注意してください。
入館料などは変更すると思うのでミイラ博物館の公式サイトで料金は確認してください。
[st-cmemo fontawesome=”fa-external-link” iconcolor=”#BDBDBD” bgcolor=”#fafafa” color=”#757575″ iconsize=”100″]ミイラ博物館公式サイトの料金ページ(スペイン語)[/st-cmemo]
[st-kaiwa1]2012年にミイラ博物館へ行ったときは入館料50ペソのカメラ使用は無料だった(フラッシュ禁止)[/st-kaiwa1]
ミイラ博物館とは
メキシコは基本的に死体を焼かずにそのまま土の中へ埋葬する土葬文化です。
そして、グアナファト周辺の乾燥している気候と土壌によって埋葬された死体が自然と(偶然に)ミイラになってしまうそうです。
では、なぜ掘り起こして展示しているのか?
実はお墓へ埋葬するには埋葬権(墓地利用権)が必要です。日本でも霊園などに年間維持費を払うこともあると思います、そんな感じですね。
埋葬して3年間は無料なのですが、5年すぎても親族などが墓地利用料を支払わないとお墓が掘り起こされました。
掘り起こされた死体は火葬されたのか、共同墓地に収容されたのか、されていたらしいですが、ミイラ化の状態がいいものは研究対象になり、そこから博物館に展示されて行ったようです。
古代のミイラなどは歴史の遺物としてみれるけど、ここグアナファトのミイラ博物館のミイラは現代の人たちのミイラなので、生々しい
赤ちゃんのミイラもあったり
そしてこのミイラ博物館のミイラを生々しく感じさせてしまうもう一つの理由があります。
生前の写真もあわせて展示してる
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