ソフトバンクエアーは夜などネットが混雑する時間帯の通信速度が遅すぎる、などと言われています。
「インターネットの利用者が集中する時間帯では、通信速度が低下する場合があります。」とSoftBank Air公式でも発表しています。
ソフトバンクエアーに限らず、どのプロバイダでも言われていることなので、利用者の理解も少しは必要なのかもしれません。
とはいえ、インターネットの速度が遅いとイライラしちゃいます。
わたくしも、ソフトバンクエアーを利用しているので通信速度が改善できないか?と、色々ネットで調べて6つの方法を試してみました。
正直、わたくしの環境では通信速度の改善が見られなかった方法もありますが、ご利用環境によっては効果があるかもしれませんので紹介したいと思います。
通信速度はどれくらあればいいの?
インターネットの通信速度は速ければ速い方が良いに決まっていますが、ソフトバンクエアーなどのモバイル回線は光回線と比べると速度は遅く安定しないのが一般的です。
だからといって、ソフトバンクエアーなどのモバイル回線はダメとは言えません。
インターネットの利用方法や利用するサービスによって、快適に利用できる通信速度が違うからです。
通信速度が10Mbps以下であっても、ストレスを感じずにインターネットをしている人も多くいます。
まずは、用途別(サービス別)の通信速度の目安を見ていきましょう。
[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#FFB74D” color=”#fff” margin=”0 0 20px 0″ radius=”” position=”” myclass=”” add_boxstyle=””]下り速度の目安[/st-minihukidashi]
ウェブページ閲覧 メール受信 LINE受信 |
1Mbps |
ウェブページ閲覧(画像多い) |
3Mbps |
Youtube 1080p |
5Mbps |
Youtube 4K |
20~25Mbps |
オンラインゲーム |
25Mbps~※ |
※オンラインゲームはゲームの種類によって必要な通信速度が変わります。ゲームによっては100Mbps以上の通信速度が必要な場合もあります。
[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#F48FB1″ color=”#fff” margin=”0 0 20px 0″ radius=”” position=”” myclass=”” add_boxstyle=””]上り速度の目安[/st-minihukidashi]
メール送信 | 1Mbps |
SNSへの写真投稿 ビデオ通話 |
3Mbps |
SNSへの動画投稿 データファイル共有 |
10Mbps |
いかがでしょうか?あなたが求めている快適なインターネットの通信速度はどれくらいですか?
格闘ゲームなどのアクション系のオンラインゲームとか、Youtubeなどに動画をアップロードするのが主なインターネットの利用目的なら、ソフトバンクエアーは残念ながら向かないです。
なぜなら、ソフトバンクエアーの上りの速度は混雑していない時間帯でも遅いからです。
そういった方はやっぱり光回線を利用することをオススメします。
ソフトバンクエアーの通信速度が低下したときに試すこと6つ
普通にウェブページを閲覧しているときやYoutubeの1080p程度で動画を見ていて読み込みが遅いといった場合、これから紹介する6つの方法で通信速度が改善するかもしれません。
夜などの時間帯では、混雑が主な原因なので劇的な改善は期待しないでください。
わたくしが試しても改善しなかったこともあるのですが、twitterなどで「改善した」と言っている人がいる方法も書いています。
1. Airターミナルの置いている場所を変えてみる
ソフトバンクエアーのAirターミナルの最適な設置場所は「窓際」になります。
窓の外に高い建物や林などがない見晴らしの良い窓際が理想です。
窓際でも、障害物などがあると意味がなくなるので、なるべく障害物のない窓際に設置しましょう。
窓から離れた場所や窓のない部屋、テレビなどの裏側や棚の中などにAirターミナルを置いている場合は、電波が届きづらくなっている可能性が高いので、設置場所を変更する方が良いでしょう。
ほかにも、このようなことに気をつけると良いと言われています。
- 床から高さ1m以上のところに設置
- 壁から30cm以上離す
[st-mybox title=”ポイント” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#FFD54F” bordercolor=”#FFD54F” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
窓が複数ある場合は、それぞれの窓際に置いて試すことをオススメします。
違う方角に窓があるなら、電波の強さも変わっていることもあるので試してみてください。
[/st-mybox]
[st-kaiwa2]電波の強さってどうやって知るの?[/st-kaiwa2]
Google Chrome などのWebブラウザのアドレス欄に「172.16.255.254」と入力して、エンターキーを押すとAirターミナルの管理画面が表示されます。
参考[SoftBank Air]電波受信レベルの確認方法を教えてください。
2. Airターミナルの再起動(電源の入れ直し)を試す
Airターミナルを再起動すると、通信速度が改善することもあります。
こちらの方法は、ソフトバンクエアーのAirターミナルだけではなく、光回線のルータなどでも試されている方法です。
Airターミナルの再起動(電源の入れ直し)をすることで、混みあっているインターネットの接続ポイントを電源を入れ直すことで変えようとします。
ほかの接続ポイントも混みあっていたら、速度の改善があまりされないこともあります。
そして、空いている接続ポイントがあったとしても、再起動でその空いている接続ポイントにつながるかはわかりません。
[st-kaiwa1]わたくしはAirターミナルの再起動はよくしますよ![/st-kaiwa1]
わたくしの環境では、Airターミナルの再起動で数Mbps程度の改善はよくあります。
ほかに、Airターミナルにつながっている端末(PC、スマホなど)がたくさんある場合、そちらが原因でネットがつながらないことがあります。
Airターミナルの再起動で端末(PC、スマホなど)の整理がされるので、「なんか調子悪いな?」と思ったら再起動(電源の抜き差し)を試してください。
3. 接続するSSID(WiFiの種類)を変えてみる
ソフトバンクエアーのAirターミナルの無線LAN(WiFi)の電波は 2.4GHz帯と 5GHz帯の2種類があります。
Airターミナルに貼られているシールに書かれているSSIDはこのようなかんじです。
- 1C******B00-2g
- 1C******B00-5g
「5g」と書かれているので、スマホの電波の新規格5G(5世代)と一緒かと思ってしまいますが、こちらの5gは別のものですので間違わないようにしてください。
2g=2.4GHz帯、5g=5GHz帯 でWiFi電波の種類を表しています。
それぞれの電波には特徴があります。
2.4GHz帯 | 比較的障害物があっても電波が遠くまで届く 電波干渉が起きやすい 回線速度が遅い |
5GHz帯 | 回線速度が比較的速い 障害物に弱く電波が遠くまで届きにくい 電波干渉が起きにくい |
例えば、Airターミナルが置いてある部屋でインターネットをする場合は5GHz帯のWiFiを利用した方が速度アップが期待できます。
一方、離れた部屋でインターネットをする場合は、5GHz帯だとつながらなかったりと不安定になる場合もありますので、2.4GHz帯のWiFiを利用する。
このようにインターネットをする場所で電波を使い分けることで、少しはイライラしないでインターネットができるかもしれません。
4. 有線(LANケーブル)を使ってインターネットをする
Airターミナルの裏側にはLANポートが2つ付いています。
LANケーブルを利用する方がWiFiを利用するよりも通信速度が速いことが多いので、WiFiのスピードで満足いかないときは有線を試してみてはいかがでしょうか?
LANケーブルの室内配線ができるなら、Airターミナルのない部屋でもWiFiより快適にインターネットができる可能性もあります。
5. Airターミナルをアルミホイルや金属製ボールで囲う
[st-cmemo fontawesome=”fa-exclamation-circle” iconcolor=”#ef5350″ bgcolor=”#ffebee” color=”#000000″ bordercolor=”” borderwidth=”” iconsize=””]効果が出る人出ない人がいるようです[/st-cmemo]
これは都市伝説っぽい方法ですが、Twitterなどのネットの情報で「効果あった」ということなので、わたくしも試しました。
金属製のボールの中にAirターミナルを置くだけとか、アルミホイルをAirターミナルにかぶせる、Airターミナル下に敷くなどいろいろな情報があります。
わたくしの場合はアルミホイルでこのようにAirターミナルを囲ってみました。
通信速度に関して効果はありませんでしたが、ネットでは速度が上がったといった報告もあるので試してみてはいかがでしょうか?
電波受信レベルが上がることはあります
通信速度とは違いますが、わたくしの場合、ソフトバンクエアーのAirターミナルにアルミホイルをかぶせたり、敷いたりすると電波の受信レベルが上がることが多いです。
電波受信レベルはAirターミナルの管理画面(セットアップトップページ)で確認することができます。
受信レベルが50以下になっているときに、アルミホイルをかぶせたり、敷いたりすることで受信レベルが70台に上がることがあります。
わたくしの環境ではこんな感じのアルミホイルの置き方があっているようです。
ご利用の環境やその時の電波の状況にあわせてアルミホイルを敷いたり、かぶせたりなど試してください。
あと、アルミホイルを取ると受信レベルが上がることもあります。
[st-kaiwa5]受信レベルが上がっても、通信速度が上がるかはわかりません[/st-kaiwa5]
6. DNSサーバーを変更する
[st-cmemo fontawesome=”fa-exclamation-circle” iconcolor=”#ef5350″ bgcolor=”#ffebee” color=”#000000″ bordercolor=”” borderwidth=”” iconsize=””]効果が出る人出ない人がいるようです[/st-cmemo]
DNSサーバーを変更すると速度が改善する可能性があるようです。
わたくしが試してみたところ、ほとんど効果がありませんでした。
[st-mybox title=”DNSサーバーとは?” fontawesome=”fa-file-text-o” color=”#727272″ bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”” borderwidth=”3″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” title_bordercolor=”#757575″ fontsize=”” myclass=”st-mybox-class st-title-under” margin=”25px 0 25px 0″]
ホームページなどのアドレスはgoogle.comなど文字列ですが、これは人間がわかりやすいように文字で表しているだけで、インターネット上でのアドレスは数値(グローバルIPアドレス)になります。
DNSサーバーは人間がわかる文字列のアドレスをコンピューターがわかる数字のアドレスに変換するサーバーになります。(その逆も)
DNSサーバーが機能しないと、私たちがgoogle.comとアドレス欄に入力したとしても、数値(グローバルIPアドレス)に変換されないので、google.comが表示されることがありません。
[/st-mybox]
[st-kaiwa2]変更するにしてもどのDNSサーバーがいいの?[/st-kaiwa2]
実はインターネットサービスプロバイダ会社が自社のDNSサーバーのIPアドレスを公開してたりします。
契約者以外でも他社ISPのDNSサーバーを利用することができます。
また、GoogleなどでもDNSサーバーのIPアドレスを公開しています。
以下2社のDNSサーバーはセキュリティなどの面からも紹介されていることが多いです。
Google Public DNS | 8.8.8.8 8.8.4.4 |
Cloudflare | 1.1.1.1 1.0.0.1 |
SoftBankのDNSサーバーに障害があった時の回避としても利用できる
わたくしの場合、DNSサーバーを変更しただけでは速度の改善はなかったです。
ただ、Google Public DNSなどを覚えておくメリットはほかにもあります。
2020年5月にSoftBank光を中心にソフトバンク系のインターネットができなくなるといった障害が起きました。
この障害の原因がDNSサーバー側の問題だったようですが、障害中にDNSサーバーをGoogle Public DNSなどに変更することでインターネットを利用できたソフトバンク契約者が多くいました。
速度改善は利用環境などで効果が出るか出ないかわかりませんが、障害が起きたときの回避方法のひとつとして覚えておくのは悪くないと思います。
まとめ
ソフトバンクエアーで通信速度が遅いときの速度改善の方法を6つ紹介しました。
わたくしの環境では通信速度の改善の効果が出なかった方法もありますが、Twitterなどで「速度改善した」と言っている人もいます。
本記事で紹介した、ソフトバンクエアーの通信速度アップ6つの方法は以下のとおりです。
- Airターミナルの置いている場所を変えてみる
- Airターミナルの再起動(電源の入れ直し)を試す
- 接続するSSID(WiFiの種類)を変えてみる
- 有線(LANケーブル)を使ってインターネットをする
- Airターミナルをアルミホイルや金属製ボールで囲う
- DNSサーバーを変更する
6番目の「DNSサーバーを変更する」以外は、パソコンのことをあまり知らなくてもできる方法だと思いますので試してみたください。