長期の海外旅行をする時に予防接種を考えますよね?
「海外旅行用の予防接種ってどこで打てるの?」
「どんな予防接種を打てばいいの?」
海外旅行用の予防接種は一般の病院で予防接種と検疫所でしかできない予防接種があります。
私の場合は北海道の小樽に住んでいるので、一般の病院でできる予防接種は札幌市立病院、そして検疫所でしかできない予防接種は小樽検疫所で行いました。
札幌市立病院と小樽検疫所でどんな予防接種をしたのか、そして予防接種の回数などを紹介していきます。
札幌市立病院でできる海外旅行用の予防接種一覧
- 2種混合(ジフテリア・破傷風)
- 不活化ポリオワクチン
- 4種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ)
- 肺炎球菌ワクチン
- A型肝炎ワクチン
- B型肝炎ワクチン
- マラリア(内服薬)
- 日本脳炎
- 狂犬病
- 風しん
- 麻しん
- 麻しん風しん混合ワクチン
- 水痘
- おたふく
- 破傷風
※狂犬病は事前に連絡する必要があります。
※マラリアは注射による予防接種ではなく内服薬になります。
札幌市立病院では海外旅行用の予防接種が実施される曜日と時間が指定されています。
[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#f44336″ color=”#fff” margin=”0 0 20px 0″]予防接種実施の曜日と時間[/st-minihukidashi]
内科外来 | 月曜日 水曜日 |
13:00~15:00 |
どんな予防接種をすればいい?
海外旅行先で接種するワクチンが変わると思いますが、中南米を旅行するなら「破傷風、A型肝炎、黄熱病」は打ってた方がいいです。そして、好みで「B型肝炎、狂犬病」になると思います。
狂犬病は発症すると100%死ぬといわれている恐ろしい病気なので予防接種したくなるのですが、日本で予防接種してても犬にかまれたら現地で狂犬病のワクチンを打つことになるらしいです。
チャリダーのような自転車で旅をするとか、人里離れた場所に何週間も滞在するといったことをしない私は、万が一、犬にかまれてもすぐに狂犬病のワクチンを打てる環境に居ればいいと考え狂犬病の予防接種はしませんでした。
またマラリアについては、初めての中南米の旅行の時に小樽検疫所に問い合わせ(狂犬病についても小樽検疫所の看護師に聞いてます)しました。
すると、マラリアには4種類のタイプがあってそれぞれのタイプで症状も療法もかわるらしいです。そして予防薬もタイプごとに分かれています。
残念なことに予防薬は1タイプしか事前に服用できないそうなのでかなりのギャンブル要素になります。しかも人によっては副作用もでるらしいです。
アフリカへ行く場合は考えたかもしれませんが、ジャングル探検やコウモリの多い洞窟の探検などするつもりもなかった私は服用はしませんでした。
デング熱は予防接種、予防薬がありません。蚊に刺されないように注意するのが最大予防策になります。
[st-cmemo fontawesome=”fa-exclamation-circle” iconcolor=”#ef5350″ bgcolor=”#ffebee” color=”#000000″ iconsize=”100″]最終的には本人の判断で決めてください[/st-cmemo]
黄熱病に関してはこちらの記事でまとめました。
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札幌市立病院の予防接種の料金
[st-cmemo fontawesome=”fa-exclamation-circle” iconcolor=”#ef5350″ bgcolor=”#ffebee” color=”#000000″ iconsize=”100″]この料金は2016年3月23日の札幌市立病院での料金になります、ご注意ください[/st-cmemo]
電話で問い合わせた時のそれぞれの料金は以下です。おそらくこの値段は1回目の料金だと思います、1回目と2回目以降では料金が違う感じです(打つワクチンも量とかが違うのかもしれません)。
破傷風 | 3,818円 |
---|---|
A型肝炎 | 7,136円 |
B型肝炎 | 5,836円 |
他の病院と札幌市立病院では料金が違うこともあると思うので予防接種を予定している病院で料金の確認をしてください。
上記予防接種は健康保険の適用外です。
海外旅行用の予防接種は健康保険の適応外ですので、お持ちの健康保険証は使えません。
おそらく、予防接種前の問診の時に健康保険がきかないことの説明は受けると思います。
長期海外旅行を計画しているときに「仕事をやめる前に健康保険で予防接種をしよう」と考えてもダメです。
ただ、初めての予防接種をする場合、ワクチンにもよりますが出国前に2回打つ方がより効果が出るものが多いので、早めに予防接種はした方が良いです。
私の予防接種歴(2016年時点)
私の場合は2008年に初めて中南米の旅行へ旅立つ前に破傷風、A型肝炎そして黄熱病の予防接種をしました。
黄熱病の予防接種は小樽検疫所、ほかの予防接種は札幌市立病院で行っています。
札幌市立病院では海外旅行用の予防接種であってもカルテできちんと管理されていました。過去の予防接種履歴も簡単にわかるのでなるべく同一の病院で予防接種をする方が便利です。
また、過去の予防接種の履歴がわかると先生とどの予防接種をした方がいいのか相談できたりします。私の予防接種履歴は以下の通り
破傷風 | 2008年2回目と3回目(初回はBCGになります)。 |
---|---|
A型肝炎 | 2008年1回目と2回目。2011年3回目。 |
B型肝炎 | 2011年1回目と2回目。 |
黄熱病 | 2008年 |
札幌市立病院の先生によると私が打っている破傷風、A型肝炎、B型肝炎は3回目の接種から10年が有効な期間の目安だそうです。
それにより、A型肝炎の予防接種はする必要がないとアドバイスを受けました。
そして、破傷風は2018年に目安となる10年を迎えます。目安となる10年以内ではあるけど、微妙な残りの期間だったので先生は「打たなくてもいいと思うけど、最終判断は本人の意思で決めてください」というスタンスでした。
中南米旅行も3回目になり、中南米の様子も理解してるし、けがをするような冒険旅行をするつもりもなかったので破傷風の予防接種はしないで今回はB型肝炎の3回目の予防接種をするだけにしました。
予防接種はおはやめに
先にも触れましたが、はじめて予防接種をする時は2回打つことをすすめられます。というか2回打たないと効果が出ないことが多いです。
そして予防接種するタイミングも1回目と2回目との間に一定期間開けないといけません。
一度に別の種類のワクチンを打てますが、黄熱病の予防接種が絡むと黄熱病の予防接種後に開けないといけない期間が長く、すべての予防接種が終わるまで2か月くらいかかると思います。
ただ、黄熱病は南米でも予防接種ができるので現地で黄熱病の予防接種をするのもアリです。コロンビア、ペルー、ボリビアなどで黄熱病の予防接種をしている旅行者はいました。
私は注射針の感染症とかが怖いので日本で予防接種しますけど。
海外旅行用の予防接種は健康保険外で高額です。それぞれ行く先も旅のスタイルも違うので「これだ」というものはありません。ご自身の判断でどの予防接種をどこでするのかお決めになってください。
私が行った札幌市立病院みたいな総合病院じゃなくても海外旅行用の予防接種をしている病院はあります。ただ、扱っているワクチンが限られていたり、在庫がなかったりすることもあります。
私がはじめて予防接種をする時にまず小樽検疫所に問合せしました。すると、小樽や札幌近郊で一番ワクチンの種類や量が多いのは札幌市立病院だと教えてもらったので札幌市立病院へ行きました。
私の家から最寄りのJR駅も近いし、札幌市立病院もJR桑園駅の目の前になるので交通の便もよかったです。
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