エックスサーバーにある独自ドメインで作ったメールアドレスをGmailアカウントに転送する方法を書いています。
Gmailで転送受信するだけではなく、Gmailから送るメールの差出人(送信者)がきちんと独自ドメインのメールアドレスになる送信設定もあわせて書いています。
これで、エックスサーバーにある独自ドメインのメールアカウントをGmailで管理することが可能となりました。
エックスサーバーで独自ドメインのメールアドレスを新規に追加する方法
エックスサーバーで独自ドメインのメールアドレスを新規に追加していきます。
エックスサーバーのサーバーパネルを開きます。(インフォパネルにログインしてからサーバーパネルへログインするのが一般的です。)
サーバーパネルの「メールアカウント設定」をクリックします。
新規に追加したいメールのドメインを選びます。
「選択する」をクリックするとメールアカウント一覧が表示されます。(はじめてメールアドレスを作るときには一覧にメールアドレスは表示されません)
「メールアカウント追加」のタブに切り替えて、新規メールアカウント作成に必要な項目を入力していきます。
「メールアカウント」は@マークより前の文字列を設定します。
「パスワード」はエックスサーバーのWEBメールで閲覧するときや、このあとにするGmailに転送設定する際にも必要になるので忘れないようにしてください。
「容量」はお好みで数値を変えてください。「100MB」くらいまで下げても問題はないと思います、またメールアカウント作成後でも容量の変更はできます。
「コメント」はお好みでしてください。私はコメントをしていません。
入力が終わって「メールアカウントの作成(確認)」ボタンを押すと確認画面になりますの再度入力した内容に間違いないか確認してください。
入力した内容に間違いが無かったら「メールアカウントの作成(確定)」ボタンを押してください。
以上で独自ドメインの新規メールアカウントの作成が完了となり、メールアカウント一覧で作成したメールアドレスが表示されます。
エックスサーバーに追加した独自ドメインのメールをGmailに転送する方法
まず、エックスサーバー側でGmailにメールを転送する設定をします。
メールアカウント一覧の中からGmailで使用したいメールアカウントの欄の「転送」ボタンをおします。
上記の独自ドメインのメールアカウントの作成作業から引き続き行う場合は画面がそのままですが、一度ログアウトやページを離れている場合はエックスサーバーの「サーバーパネル」⇒「メールアカウント設定」⇒「メールアドレスのドメインを選択」と進んでください。
「メールボックスに残すかどうかの設定」で残さないに設定する方が無難な気がします。説明書きがあるのでそちらを読んで個人のお好みで決めてください。
「転送先アドレス」にGmailのメールアドレスを入力します。
「転送設定の追加」ボタンを押すと転送先に登録されます。(転送先はあとから削除可能なので転送先の変更も気軽にできます)
[st-cmemo fontawesome=”fa-exclamation-circle” iconcolor=”#ef5350″ bgcolor=”#ffebee” color=”#000000″ iconsize=”100″]エックスサーバーで作成した独自ドメインのメールアドレスをGmailで使用するための設定で必要な情報(POPサーバー、SMTPサーバー)が「メールソフト設定」のタブに書かれています。[/st-cmemo]
エックスサーバーのページをそのままにしておくか、受信メール(POP)サーバーと送信メール(SMTP)サーバーの欄に書かれている「xxxxxxxx.xserver.jp」をメモ帳などに控えておいてください。
以上でエックスサーバー側の設定はおわりです。
Gmailでエックスサーバーのメールを受信する方法
エックスサーバーで設定した転送先のGmailのアカウントでGmailを開いてください。
Gmailを開いたら右側になる「歯車」を押して出てきた一覧から「設定」をクリックします。
開いたページには「全般」「ラベル」「受信トレイ」「アカウントとインポート」・・・・といくつかのタブメニューがあります。その中から「アカウントとインポート」をクリックしてください。
開いた先でメールの送受信に関して設定をしていきます。
「メールアカウントを追加する」をクリックします。
[st-cmemo fontawesome=”fa-exclamation-circle” iconcolor=”#ef5350″ bgcolor=”#ffebee” color=”#000000″ iconsize=”100″]文言が似ている「他のメールアドレスを追加」と間違えないようにしてください。[/st-cmemo]
別ウィンドウが開いてメールアカウントを追加していきます。エックスサーバーで作成した独自ドメインのメールアドレスを入力します。
「他のアカウントからメールを読み込む(POP3)」が選択されていることを確認して「次」に進んでください。
ここで受信設定に必要な情報を入力します。
ユーザー名:エックスサーバーで設定した独自ドメインのメールアドレス
パスワード:そのメールアドレスを作成した時に設定したパスワード
POPサーバー:エックスサーバーの「メールソフト設定」タブに記載されている受信メール(POP)サーバー
ポート:よくわからないなら「110」のまま変更しないでください。
4つのチェックボックスはお好みで選択してください。わからない場合は全部にチェックしなくても大丈夫です。
Gmail宛か独自ドメイン宛を区別したいときは「受信したメッセージにラベルを付ける」にチェックをいれるといいかもしれません。
「アカウントを追加」ボタンを押すとアカウントが追加されて、受信設定は終わります。
Gmailでエックスサーバーのメールを送信する方法
引き続き送信設定をしますので「はい、(独自メールアドレス)としてメールを送信できるようにします。」が選択されているのを確認して「次」にすすみます。
ここで入力する名前がメールの送信者(差出人)の名前になります。
「エイリアスとして扱います」のチェックをはずして「次のステップ」に進んでください。
Gmailの「エイリアス」という機能を紹介します。この機能を使えば、1つのGmailアドレスから複数のメールアドレスを作成できるようになり、メールの管理をシンプルに、かつ効率化できます。
メールの送信設定に必要な情報を入力します。
SMTPサーバー:エックスサーバーの「メールソフト設定」タブに記載されている送信メール(SMTP)サーバー
ユーザー名:エックスサーバーで設定した独自ドメインのメールアドレス
パスワード:そのメールアドレスを作成した時に設定したパスワード
ポート:よくわからないなら「587」のまま変更しないでください。
また、推奨されている「TLSを使用したセキュリティで保護された接続」が選択されていることを確認して「アカウントを追加」をクリックしてください。
エックスサーバーで作成した独自ドメインのメールアドレス宛にGoogleから確認のメールが送られてきます。
メールには確認コードと確認用のリンクが書かれています。今回は確認コードを入力する方法へ進んでいきます。
Googleから送られてくるメールを確認するために、エックスサーバーのWEBメールにログインをしたのですがメールが届いていませんでした。
[st-cmemo fontawesome=”fa-bullhorn” iconcolor=”#FFEB3B” bgcolor=”#FFFDE7″ color=”#000000″ iconsize=”100″]実は届いていなかったわけではなく、Gmailに転送されていました。エックスサーバーで行った転送設定が既に動いていました。[/st-cmemo]
ここらへんは環境や設定の手順で変わるかもしれないのでご注意ください。エックスサーバーのWebメールに届いていなかったらGmailを確認してください。
Googleから送られてきたメールの中に書かれている確認コードを⇑の赤枠に入力して「確認」ボタンを押すと全設定の完了です。
エックスサーバーの独自ドメインのメールアドレスをGmailで送受信できるように設定をしました。
Gmailで新規メールを作成するとGmailのアドレスと追加した独自ドメインのメールアドレスをFrom(差出人欄)で選べるようになっています。
まとめ
いかがでしたか?
独自ドメインのメールアドレスをGmailに転送するって難しいのかな、と思っていたのですが意外とスムーズに作業ができました。
エックスサーバーのサーバーパネルが見やすく、操作しやすかったおかげです。
独自ドメインのメールアドレスを持っていても、Webメールにログインしないと見れないし、かといって今の時代メーラーをPCに設置するのもめんどくさい。
そもそもスマホから見れないじゃん!
って思っていたのですが、Gmailで管理できるのなら独自ドメインのメールアドレスを使うのもいいのかな、って思いました。